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沼地のある森を抜けて 単行本 – 2005/8/30
梨木 香歩
(著)
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購入オプションとあわせ買い
始まりは「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床が、呻くのだ。変容し、増殖する命の連鎖。連綿と息づく想い。呪縛を解いて生き抜く力を伝える書下ろし長篇。
- 本の長さ406ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/8/30
- ISBN-104104299057
- ISBN-13978-4104299058
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2005/8/30)
- 発売日 : 2005/8/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 406ページ
- ISBN-10 : 4104299057
- ISBN-13 : 978-4104299058
- Amazon 売れ筋ランキング: - 610,407位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,081位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年生れ。著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『丹生都比売(におつひめ)』『エンジェル エンジェル エンジェル』『りかさん』『からくりからくさ』『家守奇譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『f植物園の巣穴』『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』等がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな独創的な作品は、読んだことがありません。梨木さんは、家守奇譚でファンになったのですが、こんな深い思想をお持ちの方だとは思ってもみませんでした。感服の至りです。
2018年4月5日に日本でレビュー済み
趣味で糠漬を始めた私に同僚が貸してくれた本です。
糠漬をアイテム的に扱った小説というより、
糠床を軸に、「自己」とは何かという大きなテーマに
挑んだ作品です。
当初軽く読めると思っていたのですが、想像以上の
物語としての深さに、休み休み読んだため、読了まで
3ヶ月近くを費やしてしまいました。
個人的には、書き方などを含めて好みの小説ではないですが、
読み応えがあったのと、日頃何となく考えていることを
言葉にしてもらった感のありがたみを感じたので、
星は4つとしました。
糠漬をアイテム的に扱った小説というより、
糠床を軸に、「自己」とは何かという大きなテーマに
挑んだ作品です。
当初軽く読めると思っていたのですが、想像以上の
物語としての深さに、休み休み読んだため、読了まで
3ヶ月近くを費やしてしまいました。
個人的には、書き方などを含めて好みの小説ではないですが、
読み応えがあったのと、日頃何となく考えていることを
言葉にしてもらった感のありがたみを感じたので、
星は4つとしました。
2023年7月9日に日本でレビュー済み
「裏庭」のようなファンタジックな世界観が好きな方は好きだと思います。民族学っぽいテイストで大人が主人公になっているだけあって、生活のリアリティで本作には余計に引き込まれました。途中で時々挟まれる「学校」や「水鼬」のお話は酵母菌のメタファーでしょうか、読了後に菌に対して何か不思議な親しみを感じました。
2018年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不思議な話なのに、そういうこともあるかもしれないと
ぼんやり思いながら、物語の世界にひたれました。
ぼんやり思いながら、物語の世界にひたれました。
2012年11月6日に日本でレビュー済み
タイトルから紀行文かなと軽い気持ちで読み始めたら、まったく分野の違う作品でした。
糠床などという台所の日常生活のイメージとはかけ離れ、菌類などの専門用語が氾濫しているのですが
読みにくい感じは全くしません。ただ2章ごとに挟まれる「かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話」
''がどうも理解不能です。最終章の「沼地のある森」が秀逸でした。読み難い箇所もあったけど
この章を読んで癒されました。梨木作品をもっと読みたいと思いました。
糠床などという台所の日常生活のイメージとはかけ離れ、菌類などの専門用語が氾濫しているのですが
読みにくい感じは全くしません。ただ2章ごとに挟まれる「かつて風に靡く白銀の草原があったシマの話」
''がどうも理解不能です。最終章の「沼地のある森」が秀逸でした。読み難い箇所もあったけど
この章を読んで癒されました。梨木作品をもっと読みたいと思いました。
2018年2月15日に日本でレビュー済み
読みながら、たぶんここはこうだろうなぁと修正を入れなが読んでいきました。そういう箇所が多すぎる!もう。
読むのが下手なだけかもわかりません。
読むのが下手なだけかもわかりません。
2015年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梨木 香歩さんの本は大体買って読んでます
梨木 香歩さんのファンタジーな世界観となんとなく感じる懐かしさが好きです。
梨木 香歩さんのファンタジーな世界観となんとなく感じる懐かしさが好きです。
2020年9月23日に日本でレビュー済み
三分の二くらいまでは、ミステリー調で一気読み。島に行ってから急にトーンに重くなる。途中で挿入される「僕」が語る部分は全部斜め読み。漬物を食べることで菌をとりこんだ男性がどうなるかの話はあるが、同僚はどうなるのだろう。一族である二番目の叔母さんが尻切れトンボでフェイドアウトしたのが残念。ちょっと触れる程度でも始末をつけてほしい。最後はヴィジュアル的に盛り上がるのだが少々作者が酔いすぎてついてゆけなかった。それを荘厳と自分で言ってはダメだと思う。西の魔女。。が大好きだったのでおまけで星四つにしました。